4月1日(火)にザイード・フューチャー・エネルギー賞の理事を務めておいでのナワル・アル・ホザニ博士が一般財団法人日本エネルギー経済研究所で理事をお務めの山下ゆかり様とともに本校を訪問されました。
ナワル博士はマスダール社(アラブ首長国連邦アブダビを拠点として持続可能な低炭素エネルギー事業を展開する再生可能エネルギー企業)のサスティナビリティ部門の理事であり、「ザイード・フューチャー・エネルギー賞」の理事も務められています。本校がISO14001取得校として日ごろから環境に関する取り組みを実践している学校であるということで、今回本校の取り組みの視察と、「ザイード・フューチャー・エネルギー賞グローバル高校部門」についてのご紹介のためご来校してくださいました。
「ザイード・フューチャー・エネルギー賞」は、アラブ首長国連邦(UAE)政府によって設立され、再生可能エネルギーおよび持続可能性の分野で卓越した成果に対して毎年贈られる国際的な賞です。2008年に開始された同賞は、国営企業マスダール社が賞金を出資するアブダビ政府に代わって運営されています。2010年度にはトヨタ自動車株式会社が最優秀賞を受賞しています。グローバル高校賞は2年前にスタートし、日本の学校はまだ受賞していませんが、21会会員校である富士見丘高校がファイナリストに選ばれています。
公用車で到着された博士を高校生徒会の生徒がお出迎えし、応接室へとご案内しました。
応接室では高校の島田教頭がパネルを使いながらプレゼンテーションを行いました。各教室にはごみ箱が6つあり、生徒会が中心となりごみの分別を実践していること、足尾銅山の植林や沖縄修学旅行でサンゴの植え付けを行うこと、生徒会が毎年「エコプロダクツ」に出展していること、「環境工学」という授業を実践していることなど、本校の取り組みについてご説明しました。
本校の取り組みについて聞いたいただいた後、ゴミステーションへ移動し、実際にどのようにごみの回収・分別を行っているのかをご覧いただきました。生徒会長の若林君が英語で一生懸命説明しているのを、博士は熱心に聞き、生徒たちの取り組みを興味深くご覧になってくださいました。
その後応接室に戻り、「ザイード・フューチャー・エネルギー賞」について博士自ら詳しくご説明くださいました。
説明を聞いて生徒会の生徒たちは賞へのエントリーに興味を持ち始めたようです。7月の応募締め切りまで本校らしいアプリケーションが完成するよう頑張ってくれることを願っています。