217日(水)に「PIL・PBL型授業の公開と研究報告会」を行いました。


工学院大学附属中学高等学校では20世紀型教育から21世紀型教育にシフトする必要を感じ、平成25年度より『PIL・PBL型アクティブラーニング』の授業の研究に取り組んでいます。「日本では『自己肯定感』を持てない若者が大量に誕生している」という事実を解決するためには、知識を暗記することに重きを置いた、正解主義を貫く講義型授業を超え、探求や思考のプロセスを大切にした『双方向型』の授業を実践することが不可欠です。


この日は全国からおよそ80名の先生方や教育関係者の皆さまにご参加いただき、本校の取り組みを公開授業という形で報告させていただきました。


報告会は大教室での「マインドセット」からスタート。平方校長とカリキュラムイノベーションチームのリーダーを務める田中教諭から、本校の取り組みの概要を簡単にご説明しました。

001
002
003
004

006005

続いて「公開授業」。中高合わせて8つの授業を行い、ご希望の授業にご参加いただきました。
スライド53
■高橋教諭とMr. Kingによる中1ハイブリッドインターナショナルクラスのEnglish(Advanced Class)
007
008
■窪田教諭とMr. Jonによる中1ハイブリッドインターナショナルクラスのEnglish(Standard Class)
012
010
■有山教諭による中1のデザイン思考(ハイブリッド特進クラス)
DSCN9949
014
■太田教諭による中1の理科(ハイブリッド特進理数クラス)
016
018
■岡部教諭による中2の英語
019021
■井上教諭・平林教諭による高2の地理
022
023
■矢野教諭による高2の数学
028
026
■野田教諭による高2の現代文
029
030
授業公開のあとはアトリウムでワークショップを行いました。テーマは「S-P表を活用した授業の評価」。実施した授業が想定した思考コードのレベルと合っていたのかを、S-P表を用いて分析する手法を説明し、実際にS-P表の作成を体験していただきました。
進行はカリキュラムイノベーションチームもう一人のリーダーである太田教諭が務めました。
DSC_0189
032
各テーブルでも本校教員と一緒にS-P表作成の体験をしていただきました。
033034035036
解説は数学科の奥津教諭が担当。
DSC_0254
質疑応答の時間にはご来場の先生方が、授業担当者と活発な意見交換を行っていました。
038041039043044040
最後に東京私学教育研究所所長の清水哲雄先生からご挨拶をいただきました。
045
ご参加いただいた皆様、お忙しい中ご来校いただきありがとうございました。

本校といたしましては、今後も21世紀型教育を推進する為に、全教員一丸となってグローバルシティズンシップを意識した「PIL・PBL型アクティブラーニング」の双方向授業を発展させていきたいと考えています。

今回の報告会の様子は「ホンマノオト」でも紹介していただいています。ぜひそちらもご一読ください。